初心者必見!売れるキャッチコピーの考え方と基本ステップ
キャッチコピーは、一言であなたのビジネスやプロジェクトの魅力を伝える、強力な武器です。しかし、その効果的な作り方について、多くの人が悩んでいます。
この記事では、中村式心理学マーケティング塾長の中村博が、初心者でも理解しやすいように、売れるキャッチコピーの基本的な考え方とステップを詳しく説明します。
キャッチコピーとは何か?
キャッチコピーとは、短いけれども印象深いフレーズで、商品やサービスの魅力を伝えるものです。
キャッチコピーは、あなたのビジネス展開の要となるもので、見込み客の注意を惹きつけるためのキッカケです。
特に起業したばかりの方にとって、強力なキャッチコピーは商品やサービスを際立たせ、市場での成功を助けます。キャッチコピーが消費者の心に強く残ることで、あなたやあなたのサービスや商品のブランドイメージを形成していくのです。
では、どのようにキャッチコピーはどのような考え方で作ればいいのでしょうか?
初心者のためのキャッチコピー作成する時の考え方
はじめてキャッチコピーを作る時には、どのような作っていいのか迷ってしまいますよね?
ここでは、初心者の方におすすめの考え方のステップをお伝えします。以下のステップを踏んで、効果的なキャッチコピーを作成しましょう。
売れるキャッチコピー作成のステップ
ターゲットを明確に特定する
まず、誰に伝えたいのか、何を達成したいのかを明確にしましょう。
例えば、ダイエットの商品を販売する場合でも、ターゲットになる消費者は運動好きの人もいれば、運動嫌いな人もいます。
また、筋肉を付けたい人もいれば、お腹の贅肉を落とした人もいるでしょう。
ターゲットを明確にすることで伝えるべきメッセージを固めることができます。
競合と差別化できる要素(強み)をリストアップする
あなたの商品やサービスならではの「強み」は何ですか?
競合他社と差別化できる要素をリストアップしましょう。
ターゲットのニーズ(悩み・問題)をリサーチ→リストアップする
ターゲットのニーズ(悩みや問題点)をリサーチしましょう。
そして、ニーズの中からあなたのサービスや商品が解決できることをリストアップします。
リサーチは、既存客がいる方はお話をお伺いしたりアンケートを取ったりして情報を集めましょう。お客様がまだいない方は、Q&Aサイトなどから調べましょう。自分の思い込みで進めないことがポイントです。
キャッチコピーを作成する
STEP1から3までの情報をもとにして、ターゲットのニーズ(悩み・問題)とあなたの強みを結びつけるキャッチコピーを作りましょう。
キャッチコピーでは、あなたの「強み」が、ターゲットにとってのメリットやベネフィットであることを伝わる表現にします。
例えば、ダイエットに失敗続きで何をやっても痩せないと悩んでいる人がターゲットで、あなたが強みが「確実に体重を落とせること」だとしたら、ライザップの「結果にコミット」のような表現がターゲットの心に刺さるでしょう。
キャッチコピーを作るときには、次の項目のテクニックを参考にして考えてみてください。
初心者向け:売れるキャッチコピー作成テクニック
キャッチコピーの作成するときの考え方が分かったら、実際に作ってみましょう。ここでは、キャッチコピーを作るときに使えるテクニックをお伝えします。
正しい考え方をベースにテクニックを重ねることで、売れるキャッチコピーが作れますよ。
短さとリズム感・語感を意識する
印象に残るキャッチコピーは、その短さくてリズム感がいいです。
リズム感を意識してみましょう。
例えば
「うまい、安い、早い」(吉野家)
「セブンイレブン いい気分」(セブンイレブン)
「すぐおいしい、すごくおいしい」(日清チキンラーメン)
声に出して読んだ時に、リズム感や語感がいいキャッチコピーは印象に残りやすい傾向がありますよ。
数字の魔法を活用する
キャッチコピーに数字を使うことで、より具体性と信頼性をコピーに加えられます。
例えば
「100人乗っても大丈夫」(イナバ物置)
といったキャッチコピーからは、数字を通して信頼感を伝わりますよね?
心理学をする
心理的な効果をキャッチコピーに利用することもできます。
代表的な手法に「アンカリング効果」を使うテクニックがあるのでご紹介しますね。
「アンカリング効果」とは、最初に見た数字やデータが基準点(アンカー)となって、その後の決断や行動や判断に影響を及ぼすというものです。
このテクニックは、キャンペーンやお得感を演出するキャッチコピーを作るのに活用できます。
例えば、
「通常価格30,000円が、今だけ、50%OFFの15,000円」
上記の例では、通常価格の30,000円が基準点(アンカー)になるので、「15,000円になるの?安い!」と感じさせることができます。
オノマトペを使う
オノマトペを使うと、サービスや商品をイメージしやすくなり、印象に残すことができます。
例えば
「ピカピカの一年生」(小学館)
「コトコトじっくり煮込んだスープ」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
は、対象サービスや商品のイメージが頭に浮かんで印象に残りますよね?
メリット・ベネフィットを打ち出す
ターゲットにとってのメリットやベネフィットを打ち出すと、強いキャッチコピーになることがあります。
例えば
「結果にコミット」(ライザップ)
というのは、未来の姿が伝わるような秀逸なコピーだと思いませんか?
疑問形で考えさせる
キャッチコピーの文末を疑問形を使用することで、顧客に考えさせて自分事させることができます。
例えば、あなたが経営者で売上に悩んでいるとしたら
「月に1回のSNS投稿だけで、売上をアップしませんか?」
「週に1回のブログ更新で、問い合わせが3倍になるとしたら?」
という感じに、疑問形で問いかけられたら、一瞬は考えると思います。
この一瞬で自分事にさせることがキャッチコピーの重要な役割となります。
キャッチコピーの反応率をあげる考え方
キャチコピーは作ったら終わりではありません。
反応が悪ければ改善を行い、
反応が良かったとしても、さらに良くするにはどうしたらいいかを仮説・検証していきます。
このプロセスがあってこそ、キャッチコピーの質を高めて効果を確実なものにすることができます。
A/Bテスト
キャッチコピーを改善する手段としては、A/Bテスト という考え方が参考になります。
A/Bテストは、異なるキャッチコピーのバリエーションを試し、どれが最も効果的かを測定する手段です。
異なる言葉やフレーズを使用したキャッチコピーを作り、その結果を比較して反応が良いほうを残します。そして、さらに新しいキャッチコピーを作って比較を繰り返します。
「比較して良いほうを残す」この繰り返して、反応がいいキャッチコピーを作り上げていきます。
キャッチコピーが浮かばない時には?
「キャッチコピーを作るのがどうも苦手で思いつかない…」という方は、すでに成功しているキャッチコピーの事例を自分なりに分析してみましょう。
例えば、有名なキャンペーンのコピーを取り上げ、なぜそれが効果的だったのか、どのような心理的要素が働いていたのかを掘り下げてみましょう。
この分析を習慣化すると、自身でキャッチコピーを作成する際にインスピレーションが降りてきやすくなりますよ。
この記事のまとめ
キャッチコピーの作成は、ビジネスの成功に不可欠な要素です。今回の記事では、初心者でも簡単に始められるキャッチコピー作成の基本ステップとテクニックを解説しました。
ターゲットの特定、強みの強調、ニーズの理解、そして効果的な言葉の選び方など、効果的なコピーを作るための具体的な方法をご紹介しました。さらに、売れるコピーの作成技術や反応率を上げるためのテスト方法も掘り下げました。
この記事が、あなたのキャッチコピー作成の参考になれば幸いです。試してみてくださいね。