安く感じる数字の活用法!値段を調整して売上アップする秘密とは

値段の調整で売上UP!安く感じる数字

あなたも「値段の付け方」で悩んだことがあるのではないでしょうか?

この記事では、心理学マーケ博士こと中村博が「安く感じる数字」を使った値段設定のマーケティング戦略をお話しします。

「安く感じる数字」は、ビジネスの世界では大きな威力を発揮する秘密兵器になりますよ。特に、マーケティング初心者の方に向けて、わかりやすく解説していきますね。

「安く感じる数字」って何?

まずは基本中の基本、「安く感じる数字」とは何かについてお話ししますね。

実は、私たちの脳は、同じ価格でも、数字の見せ方によって「安い」と感じたり「高い」と感じたりするんです。例えば、1,000円と999円。たった1円の違いなのに、999円の方が何となく安く感じませんか?

これ、単なる錯覚ではありません。
心理学的にも実証されている効果なんですよ。面白いですよね?


実は、この「安く感じる数字」の効果は、心理学では「端数効果」や「左桁効果」と呼ばれています。人間の脳が、数字の左側(上位桁)に注目しやすい傾向があるからなんです。

なぜ「安く感じる数字」は効果的なの?

ここで疑問に思う方もいるでしょう。
「たかが値段の1円の違いで、本当に効果があるの?」って。

実はあるんです。しかも、かなり大きな効果が。

なぜかというと、人間の脳は、数字を左から右に読む習慣があるからです。999円の「9」という数字を見た瞬間、脳は「1,000円よりも安い!」と判断してしまうんですね。

数字を見たときの瞬間的な判断が、お客様の購買意欲を高めるのです。

値段を付ける時のたった1円の違いでお客様の心理がガラッと変わってしまうのです。
すごいでしょう?

「安く感じる数字」の具体例

では、具体的にどんな数字が「安く感じる」のか、実際に見てみましょう。

  • 1,000円 → 999円
  • 2,000円 → 1,980円
  • 5,000円 → 4,980円
  • 10,000円 → 9,980円
  • 10,000円 → 9,980円
  • 100,000円 → 99,800円

いかがですか?
どれも、端数を使って、ひとつ下の桁に見せかけていますよね。

これ、実は大手企業でもよく使われている手法です。スーパーやコンビニの値段を見てみると、よくこんな数字を目にしますよね。

例えば、コンビニのお弁当。598円とか698円とか、よく見かけませんか?
これも「安く感じる数字」の効果を狙ったものです。

「安く感じる数字」を使って値段を付けるコツ

さて、ここからが本題です。どうやってこの「安く感じる数字」を自分のビジネスに活かせばいいのか。いくつかのコツをお教えしましょう。

端数を効果的に使う

先ほどの例でも見たように、端数を使うのが基本中の基本です。

端数の使い方には工夫が必要です。
例えば、2,000円の商品なら、1,999円というのもありですが、1,980円の方が効果的なことも多いです。なぜなら、1,980円の方が「20円も安い!」と感じさせやすいからです。

競合商品の値段の表記にも影響を受けますから、他店をリサーチしながら端数の見せ方の微調整は必要になってきます。

また、「8」という数字は日本人が好きな数字ですし、安く感じさせるのに効果的です。
例えば、4,980円という価格設定。これは、5,000円より明らかに安く感じますよね?

商品の特性に合わせて調整する

高級品と日用品では、効果的な価格設定が違います。

高級品の場合、あまりにも細かい端数を使うと、かえって印象が悪くなることもあります。

例えば、100,000円の高級時計を99,800円にするのはOKですが、99,999円にすると、少し安っぽく感じられてしまうかもしれません。

逆に、日用品や食品の場合は、もっと細かい端数を使っても大丈夫です。例えば、298円とか398円とか。これくらい細かくても、むしろお得感が出ていいわけです。

セット販売を活用する

「安く感じる数字」は、セット販売との相性も抜群です。

例えば、「通常価格1,980円の商品が、今なら2個で3,000円!」というような販売方法。

これ、実は1個1,500円で売っているのと同じです。でも、お客様の目には「1,980円の商品が安くなった!」と映るわけです。ちょっとした工夫で、こんなにも印象が変わります。

比較対象を提示する

「安く感じる数字」の効果を最大限に引き出すには、比較対象を提示するのも効果的です。

例えば、「通常価格5,000円のところ、今なら4,980円!」というような表示方法。これ、お客様の目には「5,000円より20円も安い!」と映ります。

実際には20円しか違わないのに、なんだかすごくお得に感じませんか?
これが「安く感じる数字」の魔法です。

限定感を出す

「安く感じる数字」と「限定感」を組み合わせると、さらに効果的です。

例えば、「今だけ特別価格9,980円!」とか「期間限定4,980円!」というような表現。これは、お客様の購買意欲をグッと高めます。

なぜかというと、人間には「損失を避けたい」という心理があるからです。「今買わないと、この安い価格で買えなくなる!」と思わせることで、購買を促進できるのです。

安く見える数字の取り入れ方

ここまで読んで「よし、値段を付け替えよう!」という気持ちになっていませんか?

でも、ちょっと待ってください。
いきなり全商品の値段を変更するのは、ちょっと危険です。まずは、一部の商品で試してみることをお勧めします。

例えば、一部の売れ筋の商品を選んで、値段を変更してみてはどうでしょうか?そして、売上の変化を注意深く観察してください。

効果があれば、他の商品にも徐々に広げてください。ビジネスは、小さな一歩から始まるものですからね。

注意点:過度な使用は逆効果も

ここで一つ、重要な注意点をお伝えしておきます。
「安く感じる数字」は確かに効果的ですが、使いすぎると逆効果になることもあります。

例えば、全ての商品で「9」や「8」で終わるようにしてしまうと、かえって不自然に感じられてしまいます。お客様も、「なんだか操作されている感じがする」と思ってしまうかもしれません。

また、過度に安さを演出するのは、商品の価値を下げてしまう可能性もあります。特に、高級品、高額商品、専門性の高額商品の場合は要注意です。

ですので、「安く感じる数字」は、あくまでも一つのツールとして、適度に場所を選んで使うことが大切です。

他の価格設定方法と組み合わせて、バランスの取れた価格戦略を立てましょう。

このページで紹介した以外の価格設定方法は、別の記事で紹介しています。
良かったら参考に読んでみてください。

まとめ:「安く感じる数字」で値段を付けて売上アップを!

いかがでしたか?「安く感じる数字」の威力、伝わりました?

この手法、実は大企業も取り入れているものですが、小さなお店やネットショップでも十分に活用できるものです。むしろ、小回りが利く小規模ビジネスの方が、試行錯誤しやすいかもしれませんね。

あなたのビジネスでも試してみてください。きっと、新しい発見があるはずですよ。

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