ネイルサロンの集客を劇的に効率化するツールと活用法
私が運営する起業家大学でも、ネイルサロンを経営されている方から、「競争が激しい中で、どうやって効率よく集客すればいいのか」という相談をよく受けます。特に、忙しい毎日の中で無理なく取り組める方法を求める声が多いです。
競争が激化するネイル業界では、効率的で効果的な集客方法を取り入れることが成功の鍵となります。
この記事では、心理学マーケ博士・起業家大学学長の中村博が、忙しい経営者の方でも簡単に活用できる「おすすめのネイル集客ツール」と「心理学を活用した効率的な集客方法」を詳しく解説します。さらに、他店と差をつけるためのターゲット設定や魅力の打ち出し方についてもご紹介します。
心理学を活用することで
家庭と仕事のバランスを保ちながら理想の経営を目指すヒントが満載です。ぜひ最後までお読みいただき、今日から実践できる方法を見つけてください!
- 1. 集客が効率的になるネイル集客ツール3選
- 1.1. LINE公式アカウント
- 1.1.1. ショップカード機能で楽しみを提供
- 1.1.2. クーポン配信で特別感を演出
- 1.1.3. 個別メッセージで信頼関係を構築
- 1.2. Instagram(インスタグラム)
- 1.2.1. 投稿スケジュールを計画的に作成
- 1.2.2. リール動画を積極的に使う
- 1.2.3. ストーリーズでタイムリーな情報を発信
- 1.3. Googleビジネスプロフィール
- 1.3.1. 基本情報を充実させて信頼感をアップ
- 1.3.2. 口コミを活用して社会的証明を強化
- 1.3.3. MEO対策
- 2. 他店と差をつける!ネイルサロンのターゲット設定
- 2.1. 明確なターゲット層を設定する
- 2.2. ターゲットに刺さるデザインを発信する
- 3. まとめ
集客が効率的になるネイル集客ツール3選
ネイル集客を効率化するには、心理学の視点を活用して集客ツールを効果的に使うことがポイントです。
ここでは、特に役立つ3つのツールと、心理学を活用した使い方をご紹介します。
心理学の視点でおすすめの活用法も紹介します
LINE公式アカウント
みなさんお馴染みの『LINE公式アカウント』は、ネイルサロンにとってリピーターを増やすための強力なツールです。
実は、心理学で提唱される「小さな達成感を積み重ねる」仕組みを作るのに適しているんですね。
LINEを活用することで、お客様の満足度を高めて、再来店率を向上させることが可能です。
以下に心理学の観点から効果的といえる、LINE公式アカウントの活用法を具体的に解説します。
ショップカード機能で楽しみを提供
LINE公式アカウントの「ショップカード」機能は、お客様が来店や商品購入をするたびにポイントを獲得できる仕組みを簡単に作ることができます。ポイントはLINE上で管理できるので、たとえば「5ポイントで500円割引」などの特典を設定可能です。
ポイントを貯めるという楽しみがリピート促進になりますし、ポイントが貯まった際に特典をプレゼントすることで達成感を演出できます。
クーポン配信で特別感を演出
LINE公式アカウントの「クーポン」機能も、お客様の心をくすぐる効果があります。
季節ごとに異なる限定クーポンや、誕生日月に使える特別なクーポンを配信することで、「この機会を逃したくない」という心理を引き出しましょう。
特別感を演出することで、リピート率を向上させる効果が期待できます。
個別メッセージで信頼関係を構築
個別メッセージは、メッセージの内容を工夫することで、リピート促進の強力なツールになります。
一番簡単なのは、来店後に感謝のメッセージを送ることです。
感謝を伝えられて嫌な気持ちになる方はいませんから、こうした「個別対応」でお客さまとの信頼関係を簡単に深めることができます。
また、次の予約が入っていないお客様には、爪が伸びてきたタイミングで、施術中の会話の内容やお好みのデザインなどを添えてメッセージを送りましょう。
例えば、文章サンプルは、
「前回の〇〇のデザインはいかがでしたか?
今月の限定のデザインは、〇〇さまのお好みに合いそうです。
〇日までにご予約いただければ、オフ料金は無料です。
このLINEの返信でご予約をお受けいたします。
ご来店お待ちしております。(限定デザインの画像や掲載URLを添付)」
というような感じにです。
メッセージのやり取りがしやすくなるように、施術中の会話内容やお客様のお好みはカルテに書き込んでおくといいですよ。
心理学的にも共通体験に基づく話題は、感情を動かすきっかけになると言われています。
リピート促進でメッセージを送る時には、ひぜ、前回の施術中の話題を添えてみてくださいね。
Instagram(インスタグラム)
nstagramは、ネイルサロンのデザインを視覚的にアピールするのに最適なSNSです。
心理学では、視覚的な情報が記憶に残りやすく、顧客に強い印象を与える効果があるとされています。
ネイルデザインや施術風景を投稿することで、新規顧客の関心を引きつけることができますね。
とはいえ、SNS集客は苦手という方もいるでしょう。
このセクションでは、Instagramを活用した具体的な方法をご紹介します。
投稿スケジュールを計画的に作成
Instagramは、毎週同じ曜日や時間帯に投稿を行う習慣をつけるのがおすすめです。
すると、フォロワーに更新を待つ習慣をがついてきます。
「インスタは毎日更新しないといけない」という思い込みで、SNSに苦手意識を持ってしまう人がいますが、週1でもいいので習慣化することが大切です。
月替わりのデザインをしているサロンならば、「〇月の限定デザイン」の投稿を月間スケジュールに入れ込むといいですね!
地域名やデザインに合わせた「#シンプルネイル」「#大人ネイル」などの人気ハッシュタグを活用することで、新規顧客にアプローチできます。
写真と関連性があるハッシュタグをつけるのが基本ですよ。
リール動画を積極的に使う
フィード投稿だけではなく、リール投稿も行いましょう。
静止画の写真と違って、動画だと色々な角度からネイルデザインを見せられるのが魅力です。「動画を作るのが大変だからリール投稿は苦手…」という方もいますが、ネイルの場合は、角度を変えながら撮影するだけでも動画として成り立ちますよ。
「発見タブ」で並んだ時に、動画は目を惹くのでおすすめです。
ストーリーズでタイムリーな情報を発信
ストーリーズは、24時間で消えるという性質があるので、「期限付」の情報発信におすすめです。
ネイルサロンの場合は、空き時間がある日のピンポイントの集客方法の「ゲリラキャンペーン」などに使うといいですね。
数日間にわたるキャンぺーンの場合は、プロフィールのハイライトで保存しておくといいでしょう。
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、地域に密着した集客を行う際に欠かせないツールです。
特に、近隣でネイルサロンを探している新規顧客にアプローチするためには、Googleマップや検索結果で目立つ存在になることが重要です。
心理学的には「社会的証明」が集客に効果的だとされいるのですが、Googleマップに載っているということ自体が社会的証明につながります。
このセクションでは、基本情報の整備やレビュー収集のコツ、投稿機能を活用した情報発信の方法など、Googleビジネスプロフィールを最大限に活用するための実践的なアイデアを解説します。
基本情報を充実させて信頼感をアップ
Googleビジネスプロフィールでは、店舗名、住所、電話番号、営業時間、予約リンクなどの基本情報を正確に記載しましょう。
また、高品質な店内写真をアップロードすることで、安心感を提供できます。
写真は、サロンの魅力が伝わるように厳選した写真を掲載するのがおすすめです。
口コミを活用して社会的証明を強化
既存のお客様には、口コミの投稿をお願いしましょう。
高評価の口コミだけでなく低評価の口コミも投稿できるので、施術にご満足いただけている信頼関係ができているお客様にお願いするのがいいですよ。
口コミの投稿の仕方が分からないお客様もいらっしゃいますので、口コミ投稿の手順をまとめた紙を用意しておくといいですよ。
口コミを読みに来る方は、オーナーからの返信までしっかりと読んでいるものです。もし、口コミに対して返信がなく放置されていると冷たい印象を与えかねません。
必ず返信をしましょう。
もし、思いもしない低評価をもらった場合にも、誠実に返信を行いましょう。
言い訳をせず、丁寧に返信することで良い印象を残すことができます。
MEO対策
MEO対策とは、Googleマップや検索でお店が見つけやすくなるように対策することです。
ネイルサロンの場合は、Googleビジネスプロフィールに正しい情報や写真を載せることから始めましょう。お客様に口コミをお願いして返信したりすることがMEO対策になります。店舗のプロフィールには、「〇〇市」という地名を入れておきましょう。
ホームページや予約サイトがあるなら、Googleビジネスプロフィールに登録しましょう。
そうすることで、Googleビジネスプロフィールから集客することが可能になります。
他店と差をつける!ネイルサロンのターゲット設定
競争が激しいネイルサロン業界で成功するためには、他店との差別化が欠かせません。
そのためには、まず「誰にサービスを提供したいのか」を明確にするターゲット設定が重要です。
ここでは、ターゲット設定の方法と実践的なポイントを解説します。
明確なターゲット層を設定する
ターゲット層を明確にすることで、お客さまに「自分にぴったり」と感じてもらえるサービスを提供できます。
まず、既存のお客さまデータを活用して分析を行います。
そして、年齢のボリュームゾーンが分かったら、その年代に選ばれているデザインの傾向をまとめます。
例えば、以下のような分析ができます。
- 20代がボリュームゾーン:低価格でおしゃれに見えるデザイン
- 30代がボリュームゾーン:比較的低価格で、長持ちするナチュラルなデザイン
- 働く40代がボリュームゾーン:仕事の場でも浮かない上品な色味のネイル
ボリュームゾーンは、サロンごとに異なりますよ。
ターゲットに刺さるデザインを発信する
あなたのサロンのボリュームゾーンのターゲット層に求められているデザインの傾向が分かったら、そのターゲット層に刺さるネイルデザインをSNSやLINE公式アカウント、Googleビジネスプロフィールなど、集客媒体をで発信していきましょう。
すると、ボリュームゾーンに向けた発信内容に統一されるため、効率よく集客を展開していくことができます。
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発信内容を絞ることで集客数は減らないですか?
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答えは「いいえ、むしろ集客の質と効率が向上します」です。ネイルサロンで発信内容を絞ることは、一見するとターゲットを狭めて集客数が減るように感じるかもしれませんが、実際には効果的な施策です。
その理由は、発信内容を絞ることで、その情報に興味を持つお客さまだけが集まります。結果的には、来店率やリピート率が向上します。
まとめ
ネイルサロンの集客を成功させるには、ターゲット層を明確にし、LINE公式アカウントやInstagram、Googleビジネスプロフィールを活用した効果的な発信が鍵です。心理学を取り入れた施策は、お客さまに深く響き、質の高い集客を実現します。
発信内容を絞ることで、サロンの魅力を最大限に伝えられ、リピーターの増加やブランド力の向上が期待できます。今日から実践できる施策を取り入れ、理想のサロン経営を目指しましょう!