ホットペッパービューティーに載せて、毎月の掲載料も払っている。写真も入れたし、クーポンも出している。それなのに、思うように予約が入らない。
「何がいけないんだろう」「プランを上げないとダメなのかな」
そんなふうに、一人で考え込んでしまったことはありませんか?
私のところにも、サロンや整体院を一人で営んでいる方から、この相談がよく届きます。そして、お話を聞いていくと、ほとんどの方がもう十分に頑張っているんですね。足りないのは頑張りではなく、「お客様がどこで止まっているか」が見えていないことのほうが多いんです。
そこでこの記事では、まず ホットペッパーで集客できないときに、どこで止まっているかを見分ける方法 をお話しします。そのうえで、キャッチ・写真・クーポン・口コミのどこから見直すとよいかを、ホットペッパーの公式のルールと、生徒さんの例を交えてお伝えしますね。
この記事のポイント
- ホットペッパーで予約が入らないときは、まず「見つけてもらう」「ページを開いてもらう」「予約してもらう」のどこで止まっているかを見る
- いちばん多いのは、ページは見られているのに、くらべられて決めきれずに閉じられていること
- 見直すのは、キャッチ・写真・ページの言葉・クーポン・口コミの5つ。プランを上げる前にできることがある
- 口コミには公式のルールがある。特典をつけるより、ひと言お願いするほうが安心
ホットペッパーで集客できないのは、頑張りが足りないから?
最初にお伝えしたいのは、ホットペッパーで集客できないのは、あなたの技術や頑張りが足りないからではない、ということです。
ホットペッパービューティーでは、リラク・エステなどのお店だけでも、1年に 8,400万件以上 のネット予約が入っています(2025年4月〜2026年4月・リクルート調べ)。お店を探しているお客様は、いまもたくさんいます。
ただ、そのお客様が見ているお店も、リラク・エステなどだけで 10万8,000店以上 あります(2026年4月・リクルート調べ)。同じ駅、同じエリアで探しても、似たメニューのお店がずらりと並びます。
つまり、ホットペッパーは「お客様がいない場所」ではなく、「お客様はいるけれど、たくさんのお店とくらべられる場所」 です。だからこそ、ただ載せているだけでは、ほかのお店の中にまぎれてしまいやすくなります。
まず確かめたい、お客様が止まっている3つの場所
では、どこを直せばいいのでしょうか。
いきなり全部を直そうとすると、時間もお金もかかってしまいます。なので、まずは お客様がどこで止まっているか を確かめるところから始めるのがおすすめです。
お客様が予約するまでには、大きく分けて3つの段があります。
| 段 | お客様がしていること | 止まっているときのサイン |
|---|---|---|
| 1. 見つけてもらう | 地域やメニューで探して、お店の一覧を見る | ページを見られる数が少ない |
| 2. ページを開いてもらう | 一覧の写真とキャッチを見て、気になるお店を開く | 一覧には出ているのに、開かれない |
| 3. 予約してもらう | 写真・メニュー・口コミ・クーポンをくらべて決める | ページは見られているのに、予約が少ない |
ページを見られた数と予約の数は、管理画面や、営業担当の方からの報告で分かります。この2つの数字をくらべるだけでも、「そもそも見られていないのか」「見られているのに選ばれていないのか」が分かってきます。
そして、私がお話を聞いていていちばん多いのが、3つめの 「見られているのに、予約が少ない」 です。
くらべられて、決めきれずに閉じられている
たとえば、朝、お店を開ける前のすこしの時間。お客様のつもりで、近くのお店のページを順番に開いてみたとします。
どのお店も写真がきれいで、クーポンもお得そう。口コミもたくさん並んでいる。そして最後に、ご自分のお店のページを開いたとき、ふと指が止まる。
「(うちを選ぶ理由って、何だろう……)」
じつは、これとまったく同じことを、お客様もしているんですね。
お客様は「失敗したくない」から、いくつものお店を開いて、写真を見て、口コミを読んで、クーポンをくらべます。ところが、くらべればくらべるほど、どのお店も良さそうに見えてきて、決め手が分からなくなる。そして「また今度にしよう」と、どこにも予約しないまま画面を閉じてしまう。
つまり、くらべられるほど、予約から遠ざかってしまう んです。
ページを見てもらえているのに予約が入らないのは、お店が悪いからではありません。くらべられたときに、「ここにしよう」と決める理由が、お客様に届いていないだけなんですね。
では、たくさんのお店とくらべられても、「ここにお願いしたい」と選ばれるお店は何がちがうのか。無料のセミナー動画で、生徒さんの例を交えてくわしくお話ししています。ご自分のお店のページを思い浮かべながら、見てみてくださいね。
登録は1分ほどで終わります。
プランを上げる前に見直したい5つのところ
ここからは、ホットペッパーのページの中で、まず見直したいところを5つお話しします。どれも、プランを変えなくてもできることです。
1)サロンのキャッチ:「だれの、どんな悩みに、どうなれるか」
一覧でいちばん最初に目に入るのが、お店のキャッチです。ここで「私のことだ」と思ってもらえないと、ページを開いてもらえません。
「アットホームなサロンです」「どなたでもお気軽に」という言葉は、やさしい印象はあっても、ほかのお店でも言える言葉です。くらべられたときに、決め手になりにくいんです。
うまくいっているお店のキャッチは、「どんな人に合うのか」「なぜこの施術なのか」「どう変われるのか」が、短い言葉にぎゅっと入っています。たとえば生徒さんのお店には、「痛いから効く 悶絶級タイ古式マッサージ」というキャッチがあります。読んだだけで、どんな人に合うお店かが伝わりますよね。
ただ、じつはここがいちばん難しいところでもあります。自分のお店の良さは、自分ではいちばん見えにくいからです。
2)写真:明るさと、施術する人の人柄
一覧で次に目に入るのが写真です。暗い写真、ぼやけた写真、何年も前の写真のままになっていないか、見てみてください。
また、一人で営んでいるお店は、「どんな人が施術してくれるのか」がお客様のいちばんの安心になります。笑顔の写真や、施術中のやさしい雰囲気が伝わる写真があると、はじめての方も予約しやすくなります。
3)ページの言葉:「できること」より「お客様のうれしい」
ページの紹介文やメニューの説明が、「お店ができること」の説明だけになっていないかも、見ておきたいところです。
たとえば、「施術歴〇年」「〇〇の資格を持っています」は、書いている側には大事なことです。でも、お客様からすると「だから、私にはどんないいことがあるの?」と感じやすいものです。
それよりも、「行ったら自分がどうなれるのか」を先に書きます。痛くないのか、自分ではできないことをしてもらえるのか、悩みを話しやすいのか。経歴は、スタッフ紹介のところに添えるくらいで十分です。
4)クーポン:安さで来た方は、安さで離れやすい
新規のお客様に来てほしくて、初回のクーポンを大きく割り引いているお店も多いと思います。
もちろんクーポンは大事な入り口です。ただ、割引が大きすぎると、「安いから来た」方が集まりやすくなります。そして2回目に通常の料金を見たとき、「高い」と感じて、次の予約につながりにくくなってしまいます。
クーポンは「どれだけ安いか」より、「だれの、どんな悩みのためのメニューか」が分かる名前と中身になっているかを、見直してみてください。
5)口コミと更新:お願いのしかたにはルールがある
口コミは、くらべているお客様が最後に背中を押してもらうところです。ですが、口コミには ホットペッパーの公式のルール(口コミの掟) があります。
- 口コミを書けるのは、ホットペッパーで予約して来店した会員の方だけ(来店の翌日から20日以内、1つの予約に1件)
- 高い評価の口コミにお礼の品や割引をつけること、お店の中で書いてもらうように強く求めること、悪いことは書かないでとお願いすることなどは、禁止されています
なので、口コミを増やしたいときは、特典をつけるよりも、施術のあとに「よかったら、お家に帰ってからご感想を聞かせてくださいね」とひと言お願いするくらいが安心です。そして、いただいた口コミには、一つずつ心をこめて返信します。返信は、書いてくれた方だけでなく、これから予約を考えている方も読んでいます。
ブログや写真の更新も、毎日でなくて大丈夫です。お店の「いま」が伝わることが大事なので、続けられるペースで、季節のメニューやお店の様子を載せていきましょう。
※ホットペッパーの一覧の並び順の決まりや、プランで何が変わるかは、公式には公開されていません。ご自分の契約については、営業担当の方に確かめてくださいね。(2026年11月時点)
見直して、ホットペッパーから予約が入るようになったお店
ここまでお話ししたことを、実際にどう変えていったのか。私がお手伝いしてきたお店の例を、いくつかご紹介しますね。
サロンを営む仙幸さんは、ホットペッパーからの予約が5倍になりました。3万円と5万円のプリペイドもそれぞれ2名の方が購入されて、売上は去年の平均の1.5倍に。いまはスタッフが施術して、ご自分は夕方に帰れるようになっています。
小顔サロンのゆかさん(仮名)は、ホットペッパーから予約がまったく入らない状態でした。それが1か月で4名の予約が入るようになり、回数券がまったく売れなかったのが、4名のうち2名が回数券をご契約。さらに1名が次回のご予約をされました。
ある整体院の方は、最初「来てくださる新規のお客様の質が悪いのでは」と思っていました。それが、いくつもの見方で原因を考えられるようになり、キャッチやクーポンを試しては直せるようになって、受講期間の売上は7,322,630円になりました。
この整体院の方のように、「お客様が悪いのかな」「ホットペッパーが合わないのかな」と感じているときほど、じつはお店の外からの目で見ると、直すところがはっきりすることが多いんです。自分のお店のことは、どうしても自分ではいちばん見えにくいものです。
あわせて読みたい:ホットペッパービューティーの手数料は店側いくら?【2026年版】
よくある質問
Q. プランを上げれば、予約は増えますか?
A. 一覧の並び順の決まりや、プランによって何が変わるかは、公式には公開されていません。まずは「見られているのに予約が少ない」のか、「そもそも見られていない」のかを確かめてみてください。見られているのに予約が少ないなら、プランより先に、キャッチ・写真・ページの言葉・クーポンを見直すほうが近道です。プランで何が変わるかは、営業担当の方に具体的に聞いてみてくださいね。
Q. ブログは毎日更新しないとダメですか?
A. 毎日でなくて大丈夫です。無理をして続かなくなるより、続けられるペースで、お店の「いま」が伝わる写真や話を載せていくほうが大切です。
Q. 口コミを増やすために、特典をつけてもいいですか?
A. ホットペッパーの「口コミの掟」では、高い評価の口コミにお礼の品や割引をつけることや、お店の中で書いてもらうように強く求めることなどが禁止されています。特典はつけずに、施術のあと「よかったらご感想を聞かせてくださいね」とひと言お願いするのが安心です。
Q. ホットペッパーは、やめたほうがいいですか?
A. やめる前に、まず「どこで止まっているか」を確かめてみてください。お店を探しているお客様は、いまもたくさんいます。見られているのに選ばれていないだけなら、ページの伝え方を変えることで、予約につながる余地があります。契約の期間ややめ方は、ホットペッパーの手数料の記事でくわしくまとめています。
まとめ:まず「どこで止まっているか」から
ホットペッパーで集客できないときは、まず、お客様が「見つける」「ページを開く」「予約する」のどこで止まっているかを確かめます。そして、いちばん多いのは、ページは見られているのに、くらべられて決めきれずに閉じられていることです。
だからこそ、プランを上げる前に、キャッチ・写真・ページの言葉・クーポン・口コミを、「くらべられたときに、ここにしようと思ってもらえるか」 という目で見直してみてください。
予約が入らない日が続くと、ついご自分を責めてしまいますよね。でも、それは頑張りが足りないからではありません。その頑張りを、お客様に選ばれる伝え方に向ける方法を、これまで知る機会がなかっただけなんです。
ホットペッパーやインスタで、たくさんのお店とくらべられても「ここにお願いしたい」と選ばれるお店には、何があるのか。無料のセミナー動画で、生徒さんの例を交えながらお話ししています。
いま、ご自分のお店でお客様をお迎えしていて、お店を根本から良くしていきたいと思っている方に向けたお話です。「このキャッチにすれば予約が入る」という答えだけを探している方には、少し物足りないかもしれません。そのかわり、明日からご自分のお店のページを、お客様の目で見られるようになると思います。
登録は1分ほどで終わります。
この記事を書いた人:中村博(心理学マーケ博士)。サロン・整体院を一人で営む方の「選ばれる伝え方」をお手伝いしています。これまでの16年で4,000人以上の方の集客と売上づくりに関わってきました。





