ベネフィットとは?マーケティングでの意味を解説

ベネフィットとは?と聞かれて、その意味を的確に答えられる人は案外多くありません。

また、本当にマーケティングで必要な意味を理解しないままビジネスを行っている人も多くします。では一体何を抑えておけばベネフィットをマーケティングとして使えるのかをご紹介させていただきます。

ベネフィットの意味を勘違いしている

多くの方に「ベネフィットとは?」と質問を行うと。「お客様にとって良いこと」と答える人が多いです。

もしくは、「お客様の利益です」と答える人もいます。

確かに間違ってもいない。でも合ってもいないということを多くの方は理解していません。

では、何を勘違いしているのでしょうか?

お客様の良いこと。利益とは何?

では、お客様にとって良いこと。利益とは一体何でしょう?ここでは、あなたのビジネスに活かすために、マーケティング的な考えを正しく持って考えていく必要があります。

まず考えていくことは

1 あなたのサービスを受けることで、お客様はどんな良いことや利益があるのか?

2 その良いことや利益とは、具体的に何が良いのか?

3 それらは、お客様の感情を刺激するのか?

ここを考えておく必要があります。そうでなければ、ベネフィットの意味がなくなってしまいます。

あなたのサービスを受けることで、お客様はどんな良いことや利益があるのか?

ここで重要なのは、あなたのサービスを受けてということです。

しかも、多くの方ではなく「あなたのお客様=見込み客」にとってです。しかし、ベネフィットの意味を考えていない方は、沢山の方々にたいして考えてしまうので、ドンドンぼやけてしまう結果となってしまいます。それではマーケティングでのベネフィットの意味はなくなってしまうのです。

その良いことや利益とは、具体的に何が良いのか?

ここで特に意識してほしいのは、「具体的に何が良いのか?」です。決して何をするのかではありません。この具体的ということが出来ない人は、ぼや〜とした言葉でベネフィットを伝えてしまします。ですので、お客様の頭の中に同じイメージが湧くベネフィットにしなければいけません。

例えば、私の講座で良くする質問ですが「幸せになるって何?」と聞きます。そうすると受講生の方々は「お金持ちになる」「気持ちが安らか」「毎日ワクワク」など沢山の答えを出してしまいます。このような曖昧な言葉では、ベネフィットを表現することも出来ませんし、お客様には伝わらないということです。

それらは、お客様の感情を刺激するのか?

しかし、どんなにお客様に伝わるベネフィットを作っても、お客様の感情を動かすことが出来なければ全くの無意味になってしまいます。こうなると、あなたがマーケティングで集客や売上を上げたいという目的もなくなり、ベネフィットを作る意味もない状態になってしまいます。

では、お客様の感情を刺激するというのはどういうことでしょうか?それは、「ベネフィットをイメージで判断できる」ということです。その時間は0.5秒です。その短い時間でイメージできるベネフィットでなければ意味がありません。

お客様の良いこと。利益で考えるベネフィットは奥が深い

このように、今まで単純にベネフィットとはなに?で考えていた部分を、もっと深く考えていく。その必要が出てくることがわかるでしょう。こうすることでベネフィッの意味もよく具体的になりますし、マーケティングでも活かせるようになるのです。

 

ベネフィットがお客様に伝わるために必要な考え

ベネフィットがお客様に伝わらない訳とは、先ほど紹介したように0.5秒で理解できて、更に欲しいと思ってくれるものではければ、全く意味がないということです。

では、具体的にどう考えることで、実際にベネフィットがお客様に伝わるのでしょうか?

ベネフィットとは、どこにあるのか?

ベネフィットは一体どこに?というと、皆さん困ってしまいます。実は、ベネフィットとは

「お客様(見込み客)とあなたのサービス・商品の間にある」

というのが正解です。ですので、お客様でもない、見込み客でもない方には、一切興味も関心もないものとなります。

 

ベネフィットの3大要件とは

では、お客様のベネフィットとは、どのように考えると良いのでしょうか?その考えは下記の3つになります。

1:感情(どんな感情が得られるのか)

2:合理性(理にかなっている)、コスパが良い(効率的)

3:利用シーン(具体的な場面)

この3つを、あなたの提供する商品やサービスで、お客様が得られるのかをお客様視点で考えましょう。そうすることが、ベネフィットに意味をもたせることになりますし、マーケティングでも正しいことになります。ここで重要なのは「お客様視点」という点です。

しかし、多くの方はここで「自分視点」で考えてしまうので、まともなベネフィットが出てこない結果に終わってしまいます。ぜひ注意してベネフィットを見つけるようにしてください。

 

マーケティングを意識したベネフィットとは

マーケティングを意識してベネフィット作ると、お客様の反応も大きく変わってきます。もちろん、お客様の方から「興味がある」「欲しい」と言ってくれる場合もあるくらいです。

それだけ、マーケティングを意識してベネフィットを作り上げることが重要なのです。では、マーケティングを意識してベネフィットを作るには、どんなポイントが有るのかを紹介します。

提供する商品・サービスの内容を分解する

多くの方が、自分の提供する商品やサービスが良いものだと思いこんでいます。もちろん大切なことですし、自分の商品やサービスに愛着を持つことは重要です。

しかし、そのままお客様に伝えても、結局伝わりません。ですので、あなたの商品やサービスを分解して、お客様が喜ぶ(利益がある)部分を見つけましょう。

お客様視点に立つ

お客様の視点に立つ事が大切とよく言われますが、実際にお客様の視点に立って自分の商品やサービスを見ることが出来ません。

ですので、おすすめの方法は、あなたの商品やサービスを分解して出したお客様が喜ぶ(利益がある)部分を実際にお客様に聞いてみることです。

聞き方しては

「これを受けたら(買ったら)どんな良いことがありそうですか?」

これになります。このように、お客様に実際に聞いてみることがとても重要で、実際に聞いてみると、あなたが想像もつかなかったベネフィットのヒントが見つかるかもしれません。

2つの視点で再度確認する

自分の提供する商品・サービスの内容を分解し、さらにお客様の視点でその分解したポイントを見ることで、両方の視点で見たベネフィットが見つかると思います。

その見つかったベネフィットをお客様の感情を刺激する言葉にするとベネフィットの完成となります。

 

ベネフィットが伝わると一体どう変わるのか?

では、ベネフィットが伝わると、マーケティングはどのように変わるのでしょうか?ここではいろいろな変化が出てくると思われます。

しかも、ベネフィットにお客様視点での意味を持たせることで、お客様の感情も刺激されて、あなたの商品やサービスを求める行動をしてくれるようになります。

例えば、どのような変化が起こるのでしょう?

問い合わせが増える

ベネフィットがお客様に伝わり感情が刺激されることで、必然的にお客様は行動するようになります。その行動とは「問い合わせ」などの行動です。理由は、人は感情を刺激されると行動を必然的に行いという特徴があるからです。

説明に耳を傾けてもらえる

お客様に対して、あなたの商品やサービスの内容を説明する際にも、積極的に耳を傾けてくれるように変わります。ですので、説明もスムーズになりますし、興味を持って聞いてくれることで、質問も多く寄せられる結果になります。

お客様から欲しいと言われる

あなたのベネフィットが、お客様の感情を刺激して行動をしてくれるようになり、しかも、興味津々で説明を聞いてくれる状態になれば、勝手にお客様から「欲しい」と言ってくれます。

ベネフィットの意味を正しく考えていくことで、マーケティングでベネフィットを提供する意味も具体的になり、あなたの目標も達成されることになるのです。

 

マーケティングを活かすために、ベネフィットに意味を持たせよう

あなたがビジネスでマーケティングを行う場合、正しくベネフィットに意味をもたせることで、様々な活動が順調にできるように変わってきます。人というのは、自分にどんなベネフィットがあるのかで行動を行いますし、逆に自分にとってベネフィットがないと行動をしません。このお客様の心を正しく理解することが、ベネフィットを考えていく意味でもあるのです。

絶対に忘れてはいけない事3つ

マーケティングを行う上ではベネフィットがとても重要です。しかも、正しく意味を理解していないと、まったく意味がないベネフィットになります。では、絶対に忘れてはいけない3つのポイントをお伝えします

 

お客様は、あなたの商品やサービスに一切興味がない

どんなにあなたが良い商品やサービスを作っても、お客様は一切興味がありません。ここは悲しいですが事実です。どんなに斬新な考えであっても一緒です。ですので、需要な考え方は「お客様は興味がない」という視点でスタートさせなければいけません。

お客様は、自分のこと以外興味がない

お客様は、自分のこと以外実は興味がありません。他人がどうとかではなく「自分がどう良いのか」だけです。逆に言い方をすると「自分がどう損をしないのか」でもあります。なので、行列を見るとつい並んでしまうのは、そこで損をしたくない。なにかとくがあるかもしれないという心理が働くからなのです。

お客様は、常に天秤にかけている

今の情報社会では、常にお客様は様々な情報に接しています。ですので、その情報の中から自分にとって、何が一番良いのかを天秤にかけています。ですので、あなたの商品やサービスで、他よりも良いベネフィットが与えられなければ、結局そっぽを向いてしまわれます。

ベネフィットを精査するときに、先程の3つを忘れずに

ベネフィットを最終的に精査する際には、先程の3つのポイントを忘れずに精査をしてください。ここが出来て初めてベネフィットが正しく機能しますし、意味も出てきます。

しかも、マーケティングでも良い結果を出すことが出来るようになるのです。

 

ベネフィットからマーケティングでの意味を理解して活用しましょう

ここまでお話してきましたが、ベネフィットをお客様視点で考えていくことで、マーケティングを行う意味も出てきますし、実際に集客や売上も上げられるように変わります。

今回、様々な視点でベネフィットの意味をお伝えしてきましたので、ぜひあなたもご自身のベネフィットを再度見直して、マーケティングで良い結果を出すように意識して行動してください。

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