心理学で差がつく!クロージング成約率を劇的に上げるテクニック集

クロージングの心理学テクニック


お客様に商品を買っていただいたり、ご契約をいただくためには、「クロージングの技術」が欠かせません。

特に競争が激しい業界では、商品の説明や価格提示だけでは十分とは言えません。

「思うように成約できない…」と感じている方の多くが、実はクロージングの心理学的テクニックを知らないことが原因なのです。

私が運営する起業家大学でも「契約が取れない」というご相談をよくいただきますが、その多くが“クロージングの心理”を学ばずにセールスをしてしまっている方です。

しかし、心理学を活用したクロージングのアプローチを取り入れることで、成約率はぐんとアップします。

この記事では、心理学マーケ博士・中村博が、成約率を上げるための心理学的クロージング技術や、すぐに実践できる具体的なテクニックをご紹介します。

クロージングに苦手意識がある人でも、心理学を活用すると自然に売れるようになりますよ!

クロージングにおける心理学的アプローチとは?

クロージングを成功させるには、お客様の感情や行動心理を理解したうえで、的確にアプローチすることが必要です。

そのために重要なのが「心理学の活用」。

単に売るだけでなく、お客様が納得し、満足して購入や契約を決断できるように導く技術こそが、心理学的クロージングの本質です。

私が主宰する起業家大学では、「ゼロクロージングセールス®」という心理学をベースとしたセールス技術を教えていますが、この考え方は押し売りをしないのに成約率が上がる、と多くの方に好評をいただいています。

「ゼロクロージングセールス®」は、起業家大学だけが教えている技術です。

⇒ ゼロクロージングセールスの詳細はこちら

クロージングに心理学を活用するメリット

心理学をクロージングに取り入れることで得られる最大のメリットは、「相手の心を自然に動かせる」という点です。

心理学的に正しいアプローチをすることで、お客様の不安や疑問を解消し、信頼関係を築きながら、自然と「買いたい」という気持ちを引き出すことができます。

たとえば、共感を示すことで「この人は自分を理解してくれる」と感じてもらえたり、相手の感情に寄り添って提案することで、購入後の満足度や納得感が上がります。

結果として、リピート率や口コミにもつながり、長期的な売上アップにも貢献します。

成約率を上げる!クロージングに使える心理学的テクニック

ここからは、実際のクロージングの場面で活用できる心理学的テクニックをご紹介します。

複数の方法をお伝えしますので、ご自身のスタイルやお客様のタイプに応じて、柔軟に組み合わせてみてくださいね。

1. 傾聴(リフレクティブ・リスニング)

傾聴とは、相手の話をただ聞くだけでなく共感することを指します。

お客様の心をつかむためには、「傾聴の技術」が不可欠です。特に、心理学の観点からも、お客様が感じている不安や期待を理解することは重要です。
これによりお客様は自身が尊重されていると感じ、信頼関係が築かれます。

すぐに実行できる心理学的なテクニックとしては、「リフレクティブ・リスニング」が効果的です。

「リフレクティブ」というのは「反射する」という意味です。
リフレクティブ・リスニングの方法を3つご紹介しますね。

  • エコーイング
    お客様の話に「うんうん」「そうなんですね」など相槌をうったり、うなずいたりして反応します
  • リフレージング
    お客様の言葉の中で重要な言葉を、そのままお客様の言葉を使って繰り返します。
  • 要約する
    お客様のお話を「~ということですね?」と要約して確認する

これらの方法を使って傾聴することで、お客様との対話が深まり、最終的にはクロージングへと自然に導くことができます。

リフレクティブ・リスニング」は、普段の会話の中で使って練習できます。
身近な人との関係性を良くするのにも役立ちますよ。

返報性の法則

返報性の法則は、他人から何かを受け取ったときにお返しをしたくなる心理です。

心理学の研究によれば、この法則は人間の本能的な行動として広く認められています。
例えば、無料サンプルを提供することで、お客様はその商品を購入したくなる傾向があります。また、スーパーマーケットの試食も、返報性の法則を使った販売促進の方法です。

あなたがどんなお仕事をしているとしても、「こんなに親切にしてもらったのだから・・・」とお客様に思っていただけたとしたら、自然な流れでクロージングにつなげることができますよ。

両面提示

心理学では、メリットとデメリットの両方を伝える方法を「両面提示」と言います。

メリットだけを伝える方法を「片面提示」と言いますが、「片面提示」よりも、「両面提示」を行うほうが説得力が増すと言われています。人は何かを購入したり契約する場合には、メリットだけでなく、デメリットを含めて検討するからですね。

成約率を上げるためには、「両面提示」をうまく使いましょう。

両面提示には使い方にコツがあります。

「両面提示」を行う時には、デメリット→メリット の順番で話しましょう。

例えば、「駅から20分と離れてはいますが、賃料が安くて広いお部屋です」のような伝え方です。
そうすることで、売りたい商品に良い印象を残すことができます。

希少性の法則

希少性の法則は、商品やサービスに限定性や今すぐ買うべきという緊急性を与えることで、購買意欲を高める心理学的なテクニックです。

例えば、「期間限定」や「数量限定」といった表現は消費者に対して「今すぐ購入しなければ手に入らない」と感じさせます。この心理的な圧力がクロージングの成功率を上げる要因となります。

実際に、期間限定セールや特定の数量しか販売しない商品は、通常の販売よりも早く売り切れることが多いです。これにより、消費者は希少価値を感じ、購入を決断しやすくなります。

特に日本市場では、限定商品の人気が高く、ブランド戦略としても有効です。

ミラーリング

ミラーリングは、お客様の行動を意図して真似ることで、信頼関係を築くテクニックです。
人間の共通点の多いと好意を抱きやすいという習性を利用しています。

上級者は、相手の癖や仕草を覚えておいて、時間をずらしてその仕草を自然に真似をします。そうすることで「この人は自分と同じ癖があるな~」と自然に親近感をもってもらえるのです。

でも、上級者のテクニックはなかなかに難しいです。

そこで、簡単にできる方法としては、話すスピードをお客様に合わせましょう。

ゆっくり話す方には、少しゆっくり目に話をする。テンションが高いお客様にはそのノリに合わせてテンポよく話す。こんな感じで話すスピードを合わせるだけでも、ミラーリングと同じような効果が期待できますよ。

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果は、多くの人が支持するものを自分も支持したくなる心理現象のことです。

日本人の周りに同調やすい気質にもマッチするので、誰でも使いやすいテクニックだと思います。

例えば、会話の中で「9割以上の方がリピートしている人気商品です」「毎回、売り切れるんです」のよう多くの人が支持しているという情報を伝えることで、購入や申し込みの決断を促す効果が期待できます

まとめ:心理学を活用してクロージング成功率を高めよう


クロージングは技術だけでなく、「心理の理解」が成約率を左右します。

心理学的なテクニックを活用することで、お客様の心に寄り添い、無理なく契約・購入へ導くことができるようになります。

もし今「クロージングでうまくいかない」「成約率が低い」と感じている方は、今回ご紹介した心理学のアプローチを一つずつ取り入れてみてください。

そして、根本的な「契約が取れない原因」も併せて見直すことで、さらにクロージング成功率を高めることができます。

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