ビジネスのコンセプトの意味をわかりやすく説明|成功に繋がる方向性は?
ビジネスにおけるコンセプトは、常にブレることがない方向性やその思想を意味しています。
ビジネスのコンセプトは、ビジョンやミッションを具現化するための道筋となります。企業ではもちろんですが、個人で行うビジネスならなおさらのこと「ビジネスのコンセプトを作ること」は重要です。
ですが、多くの人が、コンセプトを作る目的や方向性を間違っています。
では、なぜ間違えてしまうのか?
この記事では、中村式心理学マーケティング塾長の中村博がビジネスのコンセプトについて、起業初心者の方にもわかりやすくお伝えいたします。
ビジネスのコンセプトを成功に繋げるために重要な4つの要素
まず、ビジネスのコンセプトを成功に繋げるための要素を4つお伝えします。
1.ビジョンをクリアにする
ビジョンは、企業の目標や理念を示すものでコンセプトの基礎となります。
そのため、ビジネスのコンセプトを作成する際には、まずビジョンを明確にしておく必要があります。
2.独自性を探す
競争の激しいビジネスの世界では、独自性が成功の鍵となります。ビジネスコンセプトを作成する際には、他社との差別化を図るために、独自のアイデアを取り入れることが重要です。
ただし、需要がない独自性ではビジネスにならないので需要を踏まえて独自性を探してくださいね。
3.市場のニーズを把握
コンセプトを作成する際には、ターゲット市場や顧客のニーズを十分に把握することが必要です。
先にあげた「独自性」の部分とも絡んできますが、市場の動向や顧客の要望を理解し、需要を踏まえたビジネスコンセプトを作り上げることが成功への道です。
4.継続できることを前提にする
コンセプト作る時には、将来的に継続可能かを考えることも重要です。
瞬間風速で成功しても続けられないとビジネスとしては成り立ちません。長期的な目線でコンセプトを考えましょう。
ここに書いた4つの要素をおさえつつ、次にお伝えすることには2つには特に注意してコンセプトを作りましょう。
コンセプトを間違える2つの原因についてお話します。
コンセプトを間違える2つの原因
コンセプトを作り時には先に上げた4つの要素を踏えることを前提として、多くの人のビジネスのコンセプトが間違える原因についてお話していきます。
実は、「集客ができない」と悩んでいる多くの人は間違えたコンセプトを作っていることが多いんですね。
【参考記事】
集客できない理由【集客ができない人の5つの原因と対策】
コンセプトを間違えてしまう原因は次の2つです。
①そもそも、コンセプト自体をきちんと考えていない
②お客様が見えていない
①のコンセプト自体を考えていない人は、この機会に考えていただくとして、②のお客様が見えていないということについて話をしましょうね。
お客様が見えていないことに起因する「コンセプトの方向性の間違い」について
コンセプトの方向性を間違えてしまう人の多くは「きっと、こんな方がいるに違いない」という架空のお客様を想定してコンセプトを作っています。
中には、お客様のことを考えないで「なんとなく・・・・」という方もいます。お客様が見えていないのに、コンセプトの方向性が定まるわけがありませんよね。
でも、実際に、商品を売りたい気持ちが先走るとよくあることなんですよ。自分にとって都合がいいお客様像を作りあげてしまうのは良くあることなんですよ。
そのため、コンセプトを考える前に必要なことがあるのです。
それは、「ポジショニング」です。
コンセプトとポジショニング
ポジショニングをわかりやすく言うと、「あなたがどんな市場でサービスを提供するのか?」ということです。
ポジショニングはビジネスのコンセプトを成功に繋げるための4つの要素とも絡んでくるのですが、参入する市場が明確になってこそ、お客様が見えてきます。
ですから、そもそもポジショニングを考えていないのに、コンセプトの目的も方向性も出来ないわけですよ。なので、結局、コンセプトが間違ってしまうんです。
つまり、ポジショニングを決めてから、コンセプトの目的や方向性を定めていくことが必要なんですね。
もし、今のコンセプトで集客ができていないのなら、ポジショニングも併せて考え直してみるといいですよ。
では、コンセプトを考える前にポジショニングはどう作るの?
ビジネスのコンセプトは一体どう考えたらいいの?
そんな事を、下記で学べますよ。
まとめ:ビジネスにおけるコンセプトの意味と作成のポイント
ビジネスのコンセプトについて、コンセプトを成功に繋げるために重要な4つの要素と、間違えてしまう原因、そして、間違いを防ぐためのポジショニングについてお話してきました。
よかったら参考にしていただき、あなたのビジネスを成功に導くコンセプトを作ってみてください。
また、すでにビジネスをはじめていて、ある程度お客様がいる場合には、アンケートを取ってお客様の声からコンセプトを見直してみるのも有効です。
自分の頭の中で考えるよりもお客様に直接確認するほうがニーズとずれることがなく安心です。
アンケート用紙の作り方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
⇒ アンケート用紙の作り方